ブランドについて
Vanilla Bear（バニラベア）は、CHAM（チャム）を手がける工房が新たにプロデュースしたレザーブランド。チャム同様、革の素材感を生かしたナチュラルな雰囲気はそのままに、アメリカンカジュアル・ワーク系やミリタリーのエッセンスを少し加えた、クラフト感やや強めのユニセックスな仕上がりを目指しています。

しっかりとした手触りのある革を使うこと。普通とはちょっと違ったユニークなつくり。ファスナーなど、大きめで存在感のある金具。そんなディテールへのこだわりが、バニラベア独自のテイストを生み出しています。

ブランドのアイコンは、バニラ色のテディベア。古くから愛されるクマのぬいぐるみが、小さく素押しで刻印されています。がっしりとした革小物のイメージとのギャップもポイントです。

素材について
アメリカの老舗タンナー・ウィケット＆クレイグ社でつくられた、環境に優しい植物性タンニン鞣しの牛革・ハーネスノーグレーズ（Harness No Glaze）を使用。型押し加工で大ぶりなシボ感を表現した、迫力のあるシュリンクレザーです。

ハーネスとは、馬具のこと。もともとは乗馬用の革製品にも使われる、丈夫な革としても知られています。また、ノーグレーズとは「艶出しをしていない」という意味。つまり、革の醍醐味でもあるエイジング（経年変化）によって、光沢感を増していく表情の変化を初期状態から楽しめるということ。使うほどにワックスが馴染んで、使う人の個性を表すかようなグレージング（Glazing）を楽しめます。

内装には、本体のカラーに合わせた姫路レザーが使われています。

アイテムについて
Vanilla Bear（バニラベア）のラウンドウォレットMです。長財布よりも小さく、二つ折り財布より少し大きめのミディアムサイズ。中間的な使い心地に定評のあるカタチで、ミドルウォレットとも呼ばれています。素材には、厚みのある革を使っているので、革の手ごたえとボリュームをしっかりと感じられます。ファスナーは、大きめで存在感のあるYKK社の8番手ロックスライダー。サイドには、Dリング（Dカン）も付いています。

収納面のポイントは、縦向きの収納レイアウト。お財布本体を縦長にすることで、カードポケットも縦入れに。収納枚数については一か所に集中すると見にくく、出し入れもしづらくなるため、中仕切りを付けることでカード収納を拡張。これによって、ページをめくるようにして二面に分けてカードを整理できる上、一覧で見やすく、余裕を持ってカードが並ぶようになっています。長財布よりはコンパクトなお財布がお好みで、カードの使用頻度が高いのであれば、かなり使い勝手がいいのではないでしょうか。

札入れは、斜め方向にスッと取り出せる片開きタイプ。1室のみですが、ポケット内が広めなので収納力は十分です。小銭入れは、フラップタイプのマチありポケット。入り口を手前に引くと、中が見やすくなって、出し入れがスムーズになります。カード収納は、縦入れポケットが3＋2＋2の合計7枚分。利用シーンに応じて分類すると、かなり便利に使えるはずです。さらには、サイドポケットが3つ。ここをカード入れとして使えば、最大10枚のカードを仕舞うことができます。